「ゲーム作りが好き」と「プログラミングが好き」の違いについて
こんにちは、あまみやです。
先日、このような内容のツイートをしたところ、様々な方から反響をいただきました。
ゲームプログラマーを志望する学生さんに、
— あまみや🎮ゲームプランナー (@AmamiyaGame) 2021年1月20日
一度考えてほしい事があります。
「プログラミングが好き」と「ゲーム作りが好き」って、
似ているようで全然違います。
僕自身、この違いに気付くまでかなり悩んでいたので、
みなさんには早くこの違いを気付いてもらえればなと思います。
そこで今回は、「プログラミングが好き」と「ゲーム作りが好き」の違いについて、自分なりの考えを伝えさせていただきたいと思います。
"プログラミングが好き" な人とは
「プログラミングが好き」な人とは、プログラムを書いている時に楽しさや幸せを感じる人のことです。
自分の知り合いにこのタイプの人がいるのですが、その方は休日でもずっとプログラミングをしています。
最先端の技術を学ぶイベントに行ったり、本を読んで新しいプログラミングの知識を学んだりと、自由な時間のほとんどをプログラミングに費やしています。
競技プログラミングを楽しんだり、技術書を定期購読したり、海外の技術記事を日々読み漁ったりするような、「趣味 = プログラミング」な人たちが、「プログラミングが好き」な人に該当します。
"ゲーム作りが好き" な人とは
「ゲーム作りが好き」な人とは、ゲームを作っている時やゲームをお客さんに遊んでもらっている時に、楽しさや幸せを感じる人のことです。
このタイプの人は、「面白いゲームを作るために手段や方法は気にしない」という方が多いです。
そのため、「自分自身でプログラムを書かなくとも、最終的に面白いゲームができれば良い」という考えの人もいます。
また、「ゲーム作りの作業工程自体は好きじゃないけれど、ゲームを作って人に届けることは好き」という人も一定数存在します。
自分で企画からゲーム制作まで行っていたり、作ったゲームを人に遊んでもらっていたりするような、「ゲームを通して何かを実現したい」という人たちが、「ゲーム作りが好き」な人に該当します。
両者の決定的な違い
「プログラミングが好き」な人と、「ゲーム作りが好き」な人の決定的な違いは、「ゲームを作って成し遂げたい想いがあるか」どうかだと思います。
自己学習やスキルの研鑽のためにゲームを作りたい人は、プログラミング自体に適性があります。
このタイプの人は、ゲーム業界に関わらずWebプログラマーやハードウェアエンジニアとしても活躍できると思います。
届けたい想いや体験を実現するためにゲームを作りたい人は、ゲーム作りに適性があります。
このタイプの人は、ゲームの企画職やマネジメント職、販売・広報職などに向いていると思います。
上記の両方にあてはまる人は、ゲーム作りにもプログラミングにも適性があります。
このタイプの人は、ゲームプログラマーや個人ゲーム開発者にとても向いていると思います。
この記事を読んでくださっている方は、ぜひ一度自分がどのタイプにあてはまるのか、考えてみて頂きたいです。
まとめ
今回は、「ゲーム作りが好き」と「プログラミングが好き」の違いについて、自分なりの意見を述べさせていただきました。
自分は大学3年生の頃、ゲームプログラマーになりたいのかゲームプランナーになりたいのか分からず、とても迷っていました。
その時に考えついた自分なりの答えが、今回の記事の内容になっています。
同じような悩みを持っている方に、この記事が少しでも支えになっていればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。